不器用に生きのびあう研究会は、“生きる”ために必須となる“生きのびる”について、さまざまな人と一緒に頭を抱え、その先で不器用に生きのびあう道を探る研究会です。
研究会は、月に一度の頻度で開いています。毎回、手がかりになりそうな本を決めてはいますが、あくまでも本は呼び水で。脱線ばかりなので、ご心配なさらず。読んでいなくても、手元に本がなくてもご参加いただけます。
<今回の手がかり本>
ケア宣言 - 株式会社 大月書店 憲法と同い年
大月書店は1946年創業の出版社です。社会科学の古典・理論書に始まり、歴史・教育・社会からYA・児童書まで幅広い分野の書籍を出版しています。
前回読んだ本で大切にされていたのが、「“わたし”と“わたしたち”をつなぐ」という考え方。ひとりでは生きのびることはできない。僕たちが生きのびようとすると、おのずと「生きのびあう」になるのかもしれません。
そう思ったとき、ちゃんと考え直したいと思ったのが「ケア」の思想でした。
ケアすることで、ケアされる。ケアされることで、ケアする。そんな相互的な関係性をつなぐ可能性があるのではないか。
生きのびあうこととケア。その結びつきを考えてみたいと思います。
ケアを貶める政治を越えて、ケアに満ちた世界へ。
コロナ禍は、ケア実践やケア労働の重要性と、それを疎かにしてきた社会のあり方をあらわにした。ケアの概念を手がかりに、家族、コミュニティ、国家、経済、そして世界と地球環境の危機を解明し、ケアを中心に据えた対案を構想する。
<日時>
8月23日21:00〜21:30頃
<開催方法>
ZOOM
参加ご希望の方は、下記のフォームからご回答をお願いします。
https://forms.gle/qZG82MVgGP5H11Wt9