“いい感じの場”を探る読書会は、こちらは、人と人とが出会う現場を“場”と捉え、それらの「なんかいい感じやねぇ」の感覚を探る読書会です。
読書会は、月に一度の頻度で開いています。毎回、手がかりになりそうな本を決めてはいますが、あくまでも本は呼び水で。脱線ばかりなので、ご心配なさらず。読んでいなくても、手元に本がなくてもご参加いただけます。
<今回の手がかり本>
半年ほど僕たちにとっての“いい感じの場”を考えてきたなかで、どうやら“開かれている”という要素は大切になるのかも…と感じています。
開かれている。それは単純に店を開く、場を開く、といったことではもちろんありません。
予想外が生まれやすい状態だったり、関わり代が不思議なところに転がっていたり…。おそらく、場を開いた人たちが思ってもなかった広がりが生まれている。
でも、その感覚って、資本主義的な社会のなかでどう差し込まれるものなんだろう。開かれている場は、どのように周りを巻き込んでいくんだろう。
今回の本は、タイトルにあるよう「共有地」がテーマ。誰のものでもないが、誰ものものでもある。この、なんともいえない場が持つ可能性に触れてみたいと思います。
私有財産なしで、機嫌よく生きてゆく
銭湯、食堂、喫茶店、縁側……
誰のものでもあり、誰のものでもなく。
『小商い』の終着点を描いた私小説的評論
ミシマ社創業15周年記念企画
『小商いのすすめ』から十年。
消費資本主義がいよいよ行き詰まる中、
「小商いの哲学」を実践するすべての人に贈る。
この社会を安定的に持続させてゆくためには、社会の片隅にでもいいから、社会的共有資本としての共有地、誰のものでもないが、誰もが立ち入り耕すことのできる共有地があると、わたしたちの生活はずいぶん風通しの良いものになるのではないか――本文より
<日時>
11月19日20:00〜21:30頃
<開催方法>
ZOOM
参加ご希望の方は、下記のフォームからご回答をお願いします。
https://forms.gle/NgbEecibpJvu9LZR6