
「生きる意味ってなんなんだろう」など、わかりっこない問いにぐるぐるしてしまう友人とふたりで、死や生にまつわる本の読書会をはじめました。ひとりだと抱えきれないものを前に、みんなでおろおろしていこうとする会。
一冊の本を、数回にわけて読み進めていきます。僕たちも詳しいわけではまったくないので、一緒に考えていければ嬉しいです。
<過去に読んだ本>
『誕生のインファンティア』(西平直)
『TIMELESS』(朝吹真理子)
『声の地層』(瀬尾夏美)
『コンパッション都市』(アラン・ケレハー)
❏今回の書籍について
『死と後世』
(サミュエル・シェフラー 著/森村進 訳)
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480511881/
<版元より>
自分自身の死から30日後、地球に巨大小惑星が衝突する。あるいは、人間は不妊化し、地球上の人々は次第に死に絶えていく……。
2つのシナリオの先にあるのは人類の消滅だ。それはわれわれの思考や感情にどのような変化を引き起こすのか。3つの講義を通して著者は、人間の生が自らの死後も生き続けるであろう人々の存在に想像されるよりも強く依存していることを示し、哲学史に新しい領域を切り開いた。この講義への4人の哲学者による批判と著者の応答も加わり、議論はさらなる深まりを見せる。デレク・パーフィットは本書を「真にすばらしく、極めて重要な書物」と絶賛した。本邦初訳。
❏選書理由
僕が死・生が気になって仕方がないのは、いまここにいる存在には究極的に意味がないと思っているからです。
人はいつか死ぬ。子孫がいても、彼ら彼女らもいつか死ぬ。地球さえも、いつか滅亡する。無に向かっていくのが決まっているのに、なんのために、なにを目指して、あれやこれやと生きているんだろう。
本書で議論されているのは、僕のこの疑問をギュッと圧縮した問いです。
著者は、「人間の生が自らの死後も生き続けるであろう人々の存在に想像されるよりも強く依存している」と考えている。僕はきっと、その前提が薄い。
この本が面白いのは、著者の議論への批判コメントと、そのコメントへの著者からの返答までが載っていること。
さまざまな立場の議論を読み終えたとき、僕が抱えつづけてきた「生の意味の無さ」への視点はどう変わっているのか、いないのか。それを楽しみに読んでいきます。
❏読書会の進め方
<詳細>
オンライン&全5回(後述)で進めていきます。通しでも、単発でも参加できます。各回のレポートは公開していく予定ですし、毎回脱線に脱線を重ねるので、途中からの参加でも大丈夫です。
参加いただくみなさんには、該当範囲を読んできてもらい、当日に用意する共同編集可能なドキュメントに感想や疑問などを書いてもらいます。
その後、ドキュメントを手がかりのひとつにして、参加者で語り合いをはじめていく形式です。
- 自己紹介・チェックイン
- 共有ドキュメントへの記載
- 記載内容の共有&語り合い
<開催者より>
会のなかで、やわらかい記憶に触れてしまう瞬間があるかもしれません。どうか無理せず。可能な範囲で考える/話す/聞くをしていただけたら嬉しいです。
❏今後の開催について
今後は、約2週に1度のペースで読み進めていく予定です。それぞれの日程は、前回の参加者で相談して決める形をとっています。
第1回:日本語版への序文/序文/訳者あとがき
1月20日(火) 20:00-21:30
第2回:第1講(p39〜91)
第3回:第2講(p93〜138)
未定
第4回:第3講(p139〜180)
未定
第5回:コメント(p183〜274)
未定
第6回:コメントへのリプライ(p277〜323)
未定
❏参加方法
参加ご希望の方は、TwitterやInstagramのDM、HPの問い合わせ、info@torobibook.comなどへご一報くださいませ。
