
死や生におろおろする読書会、次は文学編。朝吹真理子さんの『TIMELESS』という小説を読み、語り合ってみます。ご興味ある方は、下記のイベントページからお申し込みください。

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題名のとおり、時間の層があやふやになる物語。それは、“こちらの世界”と“あちらの世界”が溶ける感覚でもあります。
この作品をはじめて読んだとき、僕のなかに浮かんたものを捉えることができなかった。たしかにあるのに。
だから、語り合ってみようと思います。言葉にならなくても、語ってみる、きいてみることで、なにが生まれるんだろう。
※今回は小説ということもあり、1回で読み通します。
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<版元より>
うみは、ひとを好きになれない。アミは、好きなひとと子供をつくるのがこわい。お互い恋愛感情をもたず、交配の約束だけして結婚した。やがてうみが妊娠するとアミは去り、父親不在のまま息子のアオは17歳になった――。高校の教室、修学旅行の広島、江姫を弔う六本木、鰯売りの声が響く銀座カルティエ。人びとが結びつき織り成した時間の地層が、今生を生きる心の縁(よすが)となる、圧巻の長編。

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<会の概要>
参加いただくみなさんには、作品を読んできてもらい、当日に用意する共同編集可能なドキュメントに感想や疑問などを書いてもらいます。
その後、ドキュメントを手がかりのひとつにして、参加者で語り合いをはじめていく形式です。
・ 自己紹介・チェックイン
・共有ドキュメントへの記載
・記載内容の共有&語り合い
・振り返り・チェックアウト
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<「死や生におろおろする読書会」について>
「生きる意味ってなんなんだろう…」など、途方もない問いにぐるぐるしていたふたりではじめた読書会です。ひとりだと抱えきれないものを前に、みんなでおろおろしていこうとする会。
死や生にまつわる書籍たちを、簡単なゼミ形式のような形で読み進めていきます。主催者も死生学について見識があるわけではないため、一緒に学び、一緒に考えていければ嬉しいです。
