12/9
少年に熱意の油さしてみろ
笑っちゃうよな 奴隷できたぜ
久し振りにお子の夜泣きが大変だった。響く泣き声は、ときおり存在を否定されているような気になってしまう。
歯車の時間に意義を持たせようとする欺瞞と出会った。自分のなかにも見つけてしまった。
12/10
壊すのか? ああ、もういいか。そうだよな。
ほら、持ってけよ。夜明けの匂いだ。
朝の散歩中、「ずっと同じところには居れないんだな」と強烈に感じた。どこか自己破壊的な側面があるのかもしれない。
12/11
月からの赦し得たくて居残りしても煤けたおどりば ここすら
遠い知り合いの近況に触れ、過去の挫折するにもいたらなかった挫折が、心に蘇る。
だいぶ長いこと足踏みしている。焦り。なにへの焦りなのか。
12/12
重力をつかまえがちな罪人
面を上げず黒いもにょもにょを
朝起きれる日が増えてきた。それは、2週間ほど、目を逸らすことで回復していったから。
ただ残念ながら、それで浮かび続けるだけの器用さも鈍感さも図太さもない。
まっすぐ苦しまないといけない。その決心と闘いつづけている数年。
12/13
焼きすぎたツナ刺されども無色の日
ぼく川底に石を置きたい
なにもなかった日。黒いものもなにもなく、虚無すらない。空っぽを感じるにも、その他の色が必要らしい。
「生きる意味はないのに、なんで生きるんだろう」を抱えて、日々に抵抗感を持つ。
生きていくって、疲れるもの。
12/14
真昼間の場違いな月 笑われた
「やりたいことは?」「生きてたいです」
午後、知人の(過去からの)発言を受けて調子を崩す。勝手に馬鹿にされた気になってしまう。自信のなさ。だが、ひとりで守れるほど、強くなりたくはない。
じゃあ、どうなりたいのか?
沈黙。受け止めて欲しいだけか。
12/15
行儀よく噛みつくよりも
抉り出せ 夜更けの嵐 うるせえ拍を
なにかを否定しないと、他者といながら自分を保てない。ずっと、ずっとこの問題とぶつかっている。自分が正しいと噛みついていないと、保てない。
THE BLUE HEARTSのライブ映像を見た。叫んでいた。僕も叫んでいた。
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