小学3年生の秋。夕暮れどきのリビング。
ふいに涙が流れた。
そのあと、物悲しくなった。
いつか死ぬんだ、とはじめて理解した。
台所の母のもとに、パタパタと駆け寄った。
「僕もお母さんもいなくなっちゃうの?」
あのときの夕暮れが、いまでも残っている。
なんで生きているんだろう。
なんで、いまここにいるんだろう。
それは絶望なんかではなく、
途方もないなにかへ手を伸ばす感覚。
この気持ちを、この感覚を抱えていよう。
なんの役には立たないとしても。
迷い、書を読み、語りあう。
明日、明後日じゃない。
何十年後かもしれない。
あたたまるまで、ゆっくり、ゆっくり。
とろ火は、迷い、書を読み、語りあうための活動です。
図書室活動や本屋さん活動、読書会や研究会、ことばを探して書くこと、ほんとのはなしをするラジオなどを展開しています。
長野県佐久市まわりや、オンラインで活動中ですので、下記のカレンダーやHP内の記事をご確認いただき、一緒に迷うことができたら嬉しいです。
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本とホントを聴くラジオ
不器用に生きのびあう研究会
あくまでも、不器用に。
“いい感じの場”研究会
なんだかいいを探って
火守りのドロっとしたものたち
生まれたことと、死にゆくことと、…
途方もなさを眼差す
生活者の探究/表現
世界と出会いなおしつづける
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安久都智史/Satoshi Akutsu
とろ火の火守り。1995年生まれ。Webメディアの編集長などを経て、人生を迷い続けるための道を迷い中。空を見上げるのが好き。
安久都花菜/Kana Akutsu
火守りのおもり。1994年生まれ。編集者やコミュニティマネージャーを経て、夫の迷いを後押ししつつ、自身も迷い中。“てづくり食いしんぼう”を名乗ってみたところ。
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